帯状疱疹の予防接種について
みなさんこんばんは。木曜日から土曜日の外来を担当している安部奈輔子です。
少し前からホームページを公開しています。少しでもみなさんに有益な情報を・・・と思っていますが、なかなかうまくいっておらずすみません。日々精進です。
さて、タイトルの「帯状疱疹の予防接種」について少しお話しします。
先だって恵那市でも補助をしていただけるようになった帯状疱疹のワクチンですが、現行2種類のワクチンがあることはご存じでしょうか。もともと1種類だけだったのですが、最近2種類に増えたんです。この2種類目のワクチンは、私が前から待ち望んでいたものでした。今までのワクチンは、いわゆる「生ワクチン」で、威力を弱めたウィルスを体にいれることで、免疫力をつけるというものです。そのため、もともと免疫力がない人はうつことができず、本来打ってほしい人に使えなかったということがありました。しかしながら、最近増えたワクチンは「不活化ワクチン」といって、ウイルスの威力をなくしたものをうつワクチンです。なので、打てる対象の方がぐんと増えました。もちろん、2種類はお互いにメリットデメリットを抱えていますので、詳しく気になる方は是非外来で聞いてくださいね。
帯状疱疹は予防が一番です。そのままきれいに治ってくれたら万々歳ですが、中には痛みが長く残存してしまう方がいます。そのため、もし心配な方は是非予防接種をうけてみてください。